婦人帽子ブランド『ベル・モード』

婦人帽子ブランド『ベル・モード』

時代が変わっても、変わらないもの。『着心地のいい服』から“受け継ぐ心”をお届けします。

今回ご紹介するのは、婦人帽子ブランド『ベル・モード』が手掛ける「ウールガーゼクローシュ帽」です。
戦前より100年近い歴史を持つ皇室御用達の老舗帽子店は、激動の時代をどのように超えてきたのか――そこに、今私たちが学ぶべきものがあると感じ、東京タワーの足もとにあるアトリエに取材にうかがいました。

親から子、孫へ。時代を超えて受け継がれる、ものづくりの精神。

「戦前のベル・モード」(大久保作次郎・画)
当時のにぎやかな店内の様子がうかがえる。

「カタカタカタ…」という心地よいミシンの音が聞こえてきます。アトリエでは、オーダーメイドの一点ものを中心に作っているとのことで、様々な木型や使い込まれたミシン、美しい帽子が並んでいました。

お話をうかがったのは、創業者である筒井光康氏のご息女でいらっしゃる喜多洋子氏と、ご令孫でいらっしゃる筒井泰輔氏です。

光康氏はどのような方だったのですか?とうかがうと、「大変な努力家でしたよ。苦労もしたと聞いていますが、そのたびに道を切り拓いていきました。あとはとっても穏やか。社員に対して、『よくできた。よくできた』ってたくさん褒めてくれる人でした」と、喜多氏が教えてくださいました。

「娘の私のことはそこまで褒めてくれなかったけれど」と冗談を交えて答えてくださるそのご様子に、父親である光康氏への尊敬と親愛の気持ちがうかがえました。

光康氏は大正14年、若干21歳でフランスに渡り、パリのアトリエで単身、帽子作りを勉強なさったそうです。

2年間の留学を経て日本に戻り、婦人帽子専門店『ベル・モード』を開業しました。当時の日本は和装から洋装への過渡期で、帽子は西洋からの輸入品ばかりだったとのこと。そのような中で、日本人の頭に合うように作られた『ベル・モード』の帽子のかぶり心地の良さは、外交官などのお客様から評判が広がっていき、昭和9年より現代にいたるまで、皇室御用達としても愛されています。

様々なデザインの帽子が並ぶアトリエの様子。

先代より愛用されている愛らしいトルソー。

「帽子づくりで大切にされていることなんですか」とお聞きすると、3つのポリシーを教えていただきました。それは

「@かぶって美しいこと Aかぶり心地が良いこと Bきちんとした縫製であること」。

時代に合わせてファッション性や機能性は移り変わっても、「ものづくりの精神はいつの時代も変わりません。『ベル・モード』が創業以来ずっと大事にしている美≠、守ってゆくのが仕事です」とおっしゃる姿に、日本の婦人帽子づくりの第一人者としての、確かな信念を感じました。

お客様からの信頼を大切に。期待を超えていく商品をお届けしたい。

今回、『着心地のいい服』のために作っていただいた「ウールガーゼクローシュ帽」おすすめポイントは軽さと柔らかさ、そしてストレスのないかぶり心地です。

「頭の部分は接(は)ぎを作らず、一枚の布にタックをとってふくらみを出しています。簡単なように見えますが、シンプルだからこそ技術が必要。柔らかな生地はその分縫いにくいので、丁寧に作らないと、タックがとんがってしまったり、ふんわり感が出なかったりするんです。かぶって美しく見えなければ、『ベル・モード』の帽子ではありませんから」と教えていただきました。

「通販で買っていただいたお客様から、写真よりも実物の方が良かった、とお褒めの声をいただくことも多いんですよ。そのご好評と信頼こそが財産です」というお言葉に、今までもこれからも、移り変わる時代を力強く超えていくための秘訣を教えていただいた気持ちがいたしました。

人々の想いから生まれる、こだわりの品質。ぜひお試しください。

喜多洋子氏(中央)と『ベル・モード』のみなさま。

このように『着心地のいい服』は、日本製を守る職人さんたちの想いと手仕事によって作られています。

お客様のことを考えて作られる洋服や小物は、生地の質感や上質な色合い、毎日使いやすいデザイン、手間を惜しまない丁寧な縫製…など細部までこだわりが詰まった、他にはないオリジナルです。
貴重な日本のものづくりを、時代を超えて残してゆけるよう、確かな技術で作られたアイテムを厳選してお届けいたしますので、ぜひお試しくださいませ。

ウールガーゼクローシュ帽

皇室御用達のオーダーメイド帽子店「ベル・モード」が手掛けたクローシュ帽。
ウール100%のガーゼ素材で肌触り柔らか。さらに、発熱素材の中綿入りで暖かく、冬のお出かけに活躍します。
女性らしい丸みのあるフォルムとボリューム感のある華やかさが魅力です。

着心地のいい服