• 着心地のいい服 トップ
  •  > スタッフ訪問記 「コットンジャカードブラウス」「コットンジャカード前開きチュニック」

スタッフ訪問記 「コットンジャカードブラウス」「コットンジャカード前開きチュニック」

肌あたりが優しく、身体に美しく添うニットは、どうやって作られるの?

『着心地のいい服』春アイテムの中でも、特に注目いただきたいアイテムが、伝統的な「シャトル織機(しょっき)」で織られた「コットンジャカードブラウス」「コットンジャカード前開きチュニック」
ふんわりとした風合いと繊細な柄の美しさで、登場するたび大好評をいただいています。
今回は、その昔ながらの技術をもっと詳しく知るために、兵庫県・西脇市にある遠孫織布(えんまごしょくふ)株式会社を訪ねました。

様々な職人技が結集した、「シャトル織機」のジャカード織り。

「シャトル織機」は、木製のシャトルが縦糸の間を何度も左右に往復して、横糸を通していきます。その特徴はなんといっても、ふんわりとした生地の柔らかさ。現代的な織機に比べると三分の一の速度でゆっくりと動くシャトル織機は、糸をぴんと張らずに生地を織ることができるため、空気をたっぷり含んだ独特の風合いが生まれます。

シャトル織機
▲シャトル織機を使って織り上げられる、「コットンジャカードブラウス」「コットンジャカード前開きチュニック」の生地。

「織りあがった生地を畳むと、シャトル織機のものは他の生地より厚みがあります。たとえ同じ糸を使っていても、ふわっとした仕上がりに差が出るんですよ。」
と、遠孫織布の四代目・遠藤由貴さんはおっしゃいます。

ところが、シャトル織機は生産効率が悪いため年々数を減らしており、機械を製造するメーカーももうない、とのこと。遠藤さんの工場でも、残り1台を残すのみ、と聞き、美しい流線形の木製シャトルが生地を織りあげていく姿を、しばし時を忘れて見つめてしまいました。

生地のチェック柄の織り方をうかがうと、「パンチカード」と呼ばれる紙を見せてくださいました。「紋屋さん」と呼ばれる職人さんが一つずつ穴をあけ、その位置によって生地の模様が決まるそうです。
さらに、機械の縦糸は「吊りこみ」と呼ばれる作業によって、専門の職人さんが、なんと、1〜2週間かけて設定しているとのこと。
「機械では再現できない、職人さんの“手の感覚”が生きています。」
という遠藤さんの言葉が、とても印象的でした。

木製シャトル
▲横糸を通していくための木製シャトル。

パンチカード
▲穴の位置を読み込んで模様を作っていくための「パンチカード」。

オリジナリティのある生地と、技術で勝負を。

昭和27年創業の遠孫織布株式会社。代々続く家業を守る遠藤さんに、会社の歴史と夢をうかがいました。

「祖父や祖母、両親の姿を見ていて、昔から自然に家を継ごうという気持ちでした。」
と、微笑みながら語る遠藤さん。小さい頃から乳母車に乗せられて工場の中に入っていて、大きな音が鳴っている機械のそばでも、スヤスヤ寝ていたそうです。
かえって、機械が止まると起きる、なんて笑い話もあった、と教えていただきました。

遠孫織布株式会社で作られている、様々なジャカード織り。
▲遠孫織布株式会社で作られている、様々なジャカード織り。

「創業当時は無地の生地を作っていましたが、今はジャカード専門です。オリジナルの生地や模様を考えて展示会に出すと、それを見た人から“この 技術でこういう生地は作れないか”と新しいアイディアをもらうこともあります。うちの生地を見た人に、これはきっと遠孫織布が作った生地だって言ってもらえるような、個性のある生地を世の中に提供していきたいですね」。

冗談を交えながら語る遠藤さんの言葉の底には、家業を想うあたたかな気持ちと、次世代にそれを繋いでいきたいという、強い意志を感じました。技術のつまった商品の向こうには、長い人の歴史があるのだと、スタッフ一同改めて感動いたしました。

人々の想いから生まれる、優しい着心地。ぜひお試しください。

遠藤由貴氏(右)と『着心地のいい服』スタッフ
▲遠藤由貴氏(右)と『着心地のいい服』スタッフ。

このように、『着心地のいい服』のアイテムはいずれも、日本製を守る全国各地の職人さんたちの想い、細かな手仕事によって作られています。
着る人のことを考えて作られるこれらのお洋服は、生地の質感や上質な色合い、毎日着やすいデザイン、手間を惜しまない丁寧な縫製…など細部までこだわりが詰まっている、他にはないオリジナルです。日本製の確かな技術が生み出す着心地を、ぜひお試しくださいませ。

これからも「日本製」「天然素材」のコンセプトを守りながら、あなたの毎日にそっと寄り添うお気に入りの『着心地のいい服』でありたいと、スタッフ一同心から願っています。

コットンジャカード生地を使用したアイテムはこちら